2015年12月5日(土)13:30 〜 15:30

日本語教育にも使えるポートフォリオ入門
講師:福島 智子 氏 (桜美林大学)、三宅 若菜 氏(桜美林大学)
ポートフォリオとは、本来、芸術家が自分の作品をまとめたファイルのことを指します。教育現場では、学習者が学習の過程で作成した成果物の記録、学習の管理、習熟度の自己評価、学習の振り返りなどをするためのファイルとして利用されています。
ポートフォリオという言葉をよく耳にしますが、実際、日本語教育の授業ではどのようにポートフォリオを使えばいいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。この度、会員の方からの「学生の自己評価、成長記録としてポートフォリオを作るよう学校に言われているのですが、技術や建築科ならまだしも日本語教育でどんなふうになるのか悩んでいるところです。」という声にお応えして、ポートフォリオの講座を企画いたしました。
本講座では、ポートフォリオの背景となる教育観やポートフォリオを使った授業の実践例を紹介します。実践例では、学期初めから学期末の流れに沿って、事前準備、授業の進め方、学習者への働きかけ方、評価方法など、授業ですぐ取り入れられるように紹介していきます。また、eポートフォリオの実践例も紹介します。ぜひ、この機会にポートフォリオに触れて、授業に取り入れていただければと思います。

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■内容■

●ポートフォリオの背景となる教育観について
●ポートフォリオによる評価
●ポートフォリオにおける教師の役割
●ポートフォリオ/eポートフォリオの実践例
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■講師
紹介

福島智子氏:横浜国立大学大学院教育学研究科国語教育専攻日本語教育専修修士課程修了。現在、桜美林大学基盤教育院、神奈川県立相模原青陵高等学校非常勤講師。著書に『自律を目指すことばの学習−さくら先生のチュートリアル』(共著/凡人社)等。
三宅若菜氏:お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程満期退学。現在、桜美林大学基盤教育院、横浜国立大学国際教育センター非常勤講師。著書に『自律を目指すことばの学習−さくら先生のチュートリアル』(共著/凡人社)等。
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