2015年4月12日(日)13:00 〜 16:00

想いを伝える書 〜前衛書の世界に触れてみませんか?〜
講師:原田 貴世 氏(書道教室『子どものアトリエ』主宰、大筆キャラバン『BLUE SHEET』代表、東洋書芸院審査同人、長野県現代書藝協会審査会員)
文字はもっともオーソドックスな伝達方法のひとつ。けれど「書は人なり」という言葉があるように、とくに手書きの文字は相手に書き手の人柄までも想像させます。前衛書は、古来より日本文化として伝わる書の世界に芸術性を持たせ、より強く書き手の想いや個性を表現する新たな分野として確立されてきました。講座では、まず、日々の生活の中で起こる出来事、そこから生まれる「想い」や「感動」をどのような文字で表現するか。自分の心と文字の結びつきを考えます。そして、選んだ文字に墨と筆でどんな表情をつけていくか。貴方らしさを真っ白な紙に表現します。さらにタイトルをつけることで独自の世界観を持たせます。伝統書をふまえながらも自由で個性的な文字表現を体験することで、文字との関わり方に新たな可能性を見出していただければ幸いです。

明日の太陽

「明日の太陽」

「そのとき」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■内容■

●前衛書とは(古典から現代書への流れを簡単にレクチャー)
●毛筆の可能性(筆、紙、墨の特性をいかして、様々な「線」を書いてみる)
●半紙サイズの作品作り(想いを伝える漢字一文字を半紙サイズにデザインしタイトルをつける)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
原田 貴世 氏■
1978年7歳で墨泉書道院(東京都板橋区)に入門し書の道へ。1991年より音羽会・諸留大穹に師事。東洋書芸院展、産経国際書展、一煌会展、長野現代書藝展で数多くの賞を受賞。板橋区学習支援員として書写の授業を担当するなど地域活動にも積極的に取り組んでいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー